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物件情報

築年数 築22年
建物のタイプ 3LDKのマンション
家族構成 ご夫婦+ペット犬1匹、鳥3羽
お住まい 神戸市

施工情報

施工費用 1,180万円
施工期間 2カ月
施工場所 全面リフォーム
施工会社 株式会社ナサホーム
ライフステージの変化に合わせ、
ペットと快適に暮らす部屋に一新

築22年のマンションにお住まいの施主様。お子様の独立をきっかけに、部屋数を減らしてリビングを広くし、全体的に使いやすい間取りにリフォームしたいと考えていました。
今回はライフステージの変化に伴い、いまの暮らしに合った部屋に全面リフォームした実例を紹介します。ペットとの暮らしに寄り添った、開放感あるLDKは必見です。

担当

ナサホーム
営業担当

浅野さん

インタビュアー

・整理収納アドバイザー
・住宅収納スペシャリスト
・ルームスタイリストプロ

藤野さん

部屋数を減らして、
使い勝手のよいレイアウトに変更
Before Before

※上記のスライダーを左右に動かすと
BEFOREとAFTERの間取りをご覧いただけます。

藤野さん

施主様はお子様の独立をきっかけにリフォームを考えられたそうですね。どんな点を改善したいとおっしゃっていましたか?

リビングダイニングとキッチンが壁で仕切られ、
全体的に狭い印象のLDK

浅野さん

施主様の要望はおもに3つありました。

まずはLDK。キッチンが独立型でリビングダイニングとは壁で仕切られているため、閉塞感があることに不満をお持ちでした。

そこで、対面キッチンにしてLDKを広くしたいというのが1つ目の希望です。とても仲の良いご夫婦なのでリビングで一緒に映画を見たいとおっしゃっていました。また、和室で飼っているペットの鳥たちが見えるスペースもつくりたいとの要望もありました。

次に寝室(洋室①)。窓はついているのですが、マンションの内側にあるため日光が入りません。寝室が薄暗いことが気になっていたので、もう少し明るい寝室にしたいとのことでした。

そして3つ目は、和室とトイレ横の洋室②に分かれていた、それぞれの趣味・仕事の部屋をひとつのワークスペースにまとめたいというもの。隣同士に並んで趣味や仕事ができたらいいなと希望されていました。

藤野さん

お子様の部屋が必要なくなり、ご夫婦二人暮らしになると、このビフォーの間取りでは使いにくそうですね。

浅野さん

はい。狭くて暗い点を改善したいだけでなく、使い勝手を良くすることも重視しておられました。

藤野さん

施主様の要望を踏まえて、どのようなリフォームを提案されましたか?

浅野さん

お子様が独立されたので、部屋数を減らすことを希望されていました。そこでまずは和室をなくすことを提案しました。和室のスペースをLDKと寝室のウォークインクローゼットに分ければLDKが広くなります。

次に、洋室②を少し狭くして必要最低限のスペースを確保し、趣味や仕事ができるフリースペースを設けることを提案させていただいています。
狭めた分のスペースをLDKに持っていけば、キッチンカウンターの向きを変えることが可能です。リビングを見渡せるキッチンになるため、全体的に広く開放感が生まれます。

このように施主様と相談しながら、ひとつひとつ満足いただけるように進めていきました。

アイランドキッチンを採用した
開放感のあるLDKに

キッチンからリビングを見渡せる開放感のあるLDK

藤野さん

まずはLDKについて詳しく聞かせてください。キッチンは向きを変えて、リビング側になっています。
ビフォーと比べると仕切りがなくなって、開放感のあるLDKになりましたね。

浅野さん

はい。ビフォーの向きのまま広々とした対面キッチンにするのはレイアウト的に難しかったので、キッチンの向きを変えることを提案させていただきました。

配管やダクトなどの問題で、小上がりや下がり天井にする必要はありましたが、キッチンの向きを変えればアイランドキッチンにして、リビングを見渡せます。

藤野さん

小上がりや下がり天井になっているのは、デザインではなく構造の問題だったんですね。

浅野さん

そうなんです。アイランドキッチンにするために工夫しなければならない点でした。

和室に置いていた鳥かごはキッチンからは見えにくい

キッチン正面からよく見える鳥かごスペース

藤野さん

和室をなくしてリビングに取り込んだことで、ペットの鳥たちのスペースができました。キッチンからもよく見えます。
そして、止まり木のようなレイアウトがとても印象的です。いつもいる場所で、大好きなペットがいつでも見られるのは、癒し効果もありますし、喜んでくださっているのではないでしょうか?

浅野さん

ペットの鳥たちのスペースは、奥様のこだわりポイントです。プランナーがいくつか案を出したなかで、この止まり木のデザインを気に入ってくださり、鳥かご用の棚を造作しました。
キッチンからもよく見えるので、とても満足いただいています。

必要な場所に入れられるように
つくり直した収納

小上がりの収納スペース

藤野さん

リフォームを希望される方の不満として多いのは「収納が足りない」ことなのですが、今回の施主様は特に収納に関してはなにも不満はなかったのでしょうか?モノが少ない家ですか?

浅野さん

モノが少ないというよりも、必要な場所に必要なだけの収納がなかったというお話だったため、使いやすい場所に収納をつくり直しています。

たとえば独立型のキッチンだったときは、吊り戸棚や背面に家具を置いて収納スペースを確保していました。そうすると、やはり圧迫感が出てしまいます。

今回のリフォームでキッチンの向きを変えたので、背面がビフォーよりも広くなり、大容量の収納棚と腰高のキャビネットを設置できました。

また、キッチンの小上がりに引き出しを3つ設置しています。リビング側に生活用品を収納する棚がないように見えますが、小上がりに収納スペースが確保できているんです。

寝室には犬用のベッドと収納棚を設置

浅野さん

ほかにも、寝室のベッドの足元にある犬用スペースの上には、犬のグッズを収納するキャビネットがあるんですよ。白い扉なので、ベッドの目の前にあっても気になりません。

書斎として使っていた洋室②には洋服もかけられていた

藤野さん

寝室には、ウォークインクローゼットもつくっていますね。

浅野さん

そうです。ご主人様が洋室②を書斎として使われていて、その部屋のクローゼットに洋服もかけていました。そうなると生活動線としては不便です。

そこで、和室をすべてLDKに取り込むのではなく、寝室に洋服をまとめられるように和室の一部をウォークインクローゼットにすることを提案させていただきました。

藤野さん

暮らしに合わせた場所に収納をつくって、しっかりゾーニングできると生活動線が快適になりますよね。

和室の一部を寝室の
ウォークインクローゼットとして活用

浅野さん

以前は、和室に鳥かごと奥様の趣味のモノが置かれていたり、書斎(洋室②)に洋服がかけられていたりして、ゾーニングが曖昧でした。

リフォームによって「くつろぐ場所」「寝る場所」「作業する場所」が分けられたので、暮らしやすくなったと思います。

洋室は2人が並んで作業できる
ワークスペースに

ご主人様がひとりで使用していた書斎(洋室②)

藤野さん

洋室②は、ご夫婦で使うワークスペースになりました。以前よりも狭くなっていますが、窮屈な印象はありません。

浅野さん

ご夫婦が趣味や仕事に集中できるように、あえて最低限な広さのフリースペースにしたいとおっしゃっていたんです。

ご主人様の洋服やバッグなど移動できるモノは、寝室のウォークインクローゼットに収納できるので、狭くなっても問題ありませんでした。

藤野さん

デスクと扉の位置を変えたのには理由がありますか?

ご夫婦で並んで作業できるようにデスクの向きを変更

浅野さん

以前は窓側にご主人様のデスクを置いていました。そのままでは一人分のスペースしかありません。デスク自体も変え、ご夫婦が横並びで作業できるようにしました。

扉については、部屋を狭くしたのでトイレ側から入れなくなったのが理由です。LDKの奥から入るように扉の位置を変更しました。
ほかの部屋の扉も間取りに合わせて、開閉の向きや引き戸への変更を提案しています。

寝室の明るさ問題は室内窓で解決

LDK越しに寝室に光を取り込める室内窓

藤野さん

寝室が暗いというお悩みはどのように解決されましたか?

浅野さん

寝室にある窓は、マンションの内部にあるので採光にはなりません。スペース的に寝室の位置を変更することも難しく、室内窓を採用することにしました。
LDKが明るいので、その光が寝室に入るようにと考えた結果です。

藤野さん

室内窓のデザインが特徴的ですね。LDKとの統一感があります。

浅野さん

施主様がインテリアのポイントとして黒をアクセントとして使うのがお好みだったので、窓枠に黒を取り入れました。
扉の位置を変えて、引き戸にしています。LDKから扉が見えなくなり、代わりに室内窓が見えるのでおしゃれな印象になりました。

造作家具や照明で
温かみのあるテイストに

LDKに合わせて造作されたダイニングテーブル

藤野さん

全体的に木のぬくもりを感じるデザインですね。

浅野さん

はい。施主様がときどき避暑地に滞在するとおっしゃっていたので、無垢材のぬくもりが感じられるログハウスのようなイメージのデザインを提案させていただきました。

ダイニングテーブルもLDKに合わせた造作家具です。
下がり天井も白ではなく、木目調のものを採用しました。

藤野さん

ところどころに黒が入っているのがいいアクセントになっているように感じます。

浅野さん

室内窓もですが、施主様のお好みに合わせてアイアンのハンギングバーやスポットライトは黒を取り入れました。こちらから提案したのですが、とても気に入ってくださっています。

一般的な洗面所

おしゃれなデザインを重視した洗面所にリフォーム

藤野さん

ほかに造作した箇所はありますか?

浅野さん

水回りは造作です。機能面はそのままでデザインにこだわりました。ニッチもつくって、おしゃれな収納にしています。

キッチン横に全面ガラス張りのショーケースを設置

浅野さん

あとは飾り物のコレクションをたくさんお持ちだったので、キッチンの横のスペースをガラス張りのショーケースにしました。扉はフリースペースの手前に取り付けて、横からコレクションを並べられるようにしています。

藤野さん

最後に、施主様からはどのような感想がありましたか?

浅野さん

とにかく大満足!という感想をいただいています。リフォームが終わって引っ越す前に「相談会や内覧会を開いて、同じマンションの住人の方に見せてもいいですよ」とまで、おっしゃってくださいました。実際に、何組か見に来てくださり「間取りが変わると、こんなにも違うのか」と驚いていましたね。

引っ越し後に家具が置かれた状態のお写真を撮影させていただいたときに、とても素敵にインテリアを飾ってくださっているのを見て、快適に暮らしていらっしゃるんだなと私もうれしくなりました。

インタビュアー
(整理収納アドバイザー)
より一言

ライフステージが変化すると、ライフスタイルも大きく変わります。今回は、お子様の独立で夫婦2人の生活が始まることによる、未来のためのリフォームです。
リフォームできっちりとゾーニングできたことで生活動線がよくなり、非常に暮らしやすくなったと思います。
機能面だけでなくデザイン面でも至るところに工夫がなされています。施主様にとって、満足度の高い仕上がりになったことでしょう。

浅野さんに会えるのは
こちらのショールーム
4F:生活空間提案型リフォーム工事
ナサホームHDC神戸
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