一戸建てをリフォームする
前に知っておきたい!
リフォームで、これはできるorできない?
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キッチンやトイレなど
設備の新設・交換キッチンやトイレ、システムバスなど、設備の新設や交換が可能。
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水回りの移動
水まわりの移動や増設は比較的容易にできる。
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コンセントの増設
契約容量に注意しながら増設するのが◎。
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間取りの変更
間取りの変更は可能だが、構造や工法によって制約がある場合も。
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バリアフリーや
エコ設備の導入段差の解消や手すりの取り付けといったバリアフリー設備はもちろん、節水型トイレや太陽光発電などエコ設備の導入も可能。
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耐震補強
1981年5月以前に建てられた旧耐震基準の建物は、大きな地震に耐えられないため、早めに耐震補強をするのがオススメ。
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窓や吹き抜けをつくる
建物の強度が落ちない範囲での窓の増設や移動は可能。吹き抜けも構造や強度に問題がない場合のみつくることができる。
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減築や増築
減築は可能だが、増築の場合は、敷地ごとに決められた最新の建ぺい率や容積率などの基準を満たしていることが必須となる。
注意POINT
構造・工法の問題だけではなく、建ぺい率や容積率、高さ制限、地域の条例などによって、希望するリフォームができない場合も。打ちあわせ時にしっかりと相談しましょう。
構造・工法で
間取りの自由度に
差がある?
広々としたリビングにしたり、ワークスペースを
つくるなど、
間取りの変更がどこまでできるのか、
構造や工法での違いをチェックしておきましょう。
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柱や梁で建物を支える
木造軸組工法(在来工法)建物を支える柱や耐力壁の移動はむずかしいが、間仕切りとなる壁の移動は可能なため、間取り変更の自由度は高め。
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パネルで建物を支える
2×4工法(枠組壁工法)床や壁、天井など、面で建物を支えているため、窓やドアの増設は困難。間仕切りが抜けないため、間取り変更にも制約がある。
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工法・構造で自由度が変わる
RC造(鉄筋コンクリート造)柱と梁で建物を支える「ラーメン構造」は、間取り変更の自由度が高い。壁と床で支える「壁式構造」は、耐力壁移動に制約が。
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骨組の重・軽で自由度が変わる
鉄骨造「重量鉄骨造」は間取り変更の自由度が高く、「軽量鉄骨造」は建物を支える耐力壁の移動ができないためやや制約がある。
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構造体の材質で自由度が変わる
プレハブ鉄骨系
木質系
柱や梁で建物を支える「鉄骨系」は自由度が高く、壁で建物を支える「木質系」や「コンクリート系」の場合は制限あり。
覚えておくと
便利ワード
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建ぺい率
敷地面積に対する建物の建築面積(一般的には1階の床面積)の比率。「建ぺい率=建築面積÷敷地面積」となり、建築基準法や都市計画法によって、敷地条件や地域ごとに建ぺい率の上限が定められています。
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容積率
敷地面積に対する建物の延べ床面積(床面積の合計)の比率。「容積率=延床面積÷敷地面積」となり、建ぺい率同様、建築基準法や都市計画法によって、上限など細かく決められています。
* 記載内容は一般的な目安であり、お住まいにより諸条件が異なります。詳しくはリフォーム会社でご相談ください。