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部屋が狭くて暮らしにくい…
そんなお悩みがあるのなら、
家具選びや
レイアウトを見直すタイミングかもしれません。
インテリアを工夫すれば、
たとえ広さは変わらなくても、
快適に暮らすことはできます。
今回は、狭い部屋を広々と見せる「家具選び」
「レイアウト」のポイントをご紹介します。
心地よい暮らしを実現するための
参考にしてみてはいかがでしょうか。
そんなお悩みがあるのなら、
家具選びや
レイアウトを見直すタイミングかもしれません。
インテリアを工夫すれば、
たとえ広さは変わらなくても、
快適に暮らすことはできます。
今回は、狭い部屋を広々と見せる「家具選び」
「レイアウト」のポイントをご紹介します。
心地よい暮らしを実現するための
参考にしてみてはいかがでしょうか。
狭い部屋でも、
インテリアを工夫すれば快適に
インテリアを工夫すれば快適に
立地や部屋の雰囲気は気に入っているものの、
狭さが気になる…
そんな経験がある方は多いのではないでしょうか。
部屋の広さは変えることができませんが、
「インテリアの工夫」によって
少しでも広く見せることは可能です。
狭さが気になる…
そんな経験がある方は多いのではないでしょうか。
部屋の広さは変えることができませんが、
「インテリアの工夫」によって
少しでも広く見せることは可能です。
まずやっておきたいのは
モノの厳選
モノの厳選
インテリアに手を加える前に、まずやっておきたいのは「モノを厳選しておくこと」です。部屋が狭く感じられる原因のひとつが、「モノが多すぎる」こと。本当に必要なモノ、これからも手元に置いておきたいモノだけを厳選してみましょう。壊れている、傷んでいる不要なモノは処分したり、まだ使える新品に近いモノはリサイクルに出したりと、「モノの状態に合った方法」で手放すことをおすすめします。
モノを厳選するときに迷ったら、
以下のポイントを参考にしてみてください
以下のポイントを参考にしてみてください
これらをヒントにしながらモノに向き合っていけば、本当に自分が「好き」と思えるモノや、これからも残したいと思えるモノだけが選び取れるはずです。
こうして厳選したモノを収納家具などに収めていくときには、「持ち物の量」と「収納スペース」のバランスが合っているかをチェックしてみましょう。もし、限りある収納スペースに対してモノの量が多すぎる場合は、さらに厳選する必要があるのかもしれません。収納家具などをむやみに増やすのではなく、「収納スペースにモノの量を合わせていく」ことで、部屋の広さに対してのモノの適正量が保たれます。
とはいえ、モノを手放すのには勇気が必要なことも事実。無理に減らすことがかえってストレスに感じてしまいそうなら、「保留ボックス」をつくり、一定期間寝かせておくという方法もあります。半年、1年と期限を決めて、やはり使わなければ手放す…といった自分のルールを決めておくと心がラクになることでしょう。
こうして厳選したモノを収納家具などに収めていくときには、「持ち物の量」と「収納スペース」のバランスが合っているかをチェックしてみましょう。もし、限りある収納スペースに対してモノの量が多すぎる場合は、さらに厳選する必要があるのかもしれません。収納家具などをむやみに増やすのではなく、「収納スペースにモノの量を合わせていく」ことで、部屋の広さに対してのモノの適正量が保たれます。
とはいえ、モノを手放すのには勇気が必要なことも事実。無理に減らすことがかえってストレスに感じてしまいそうなら、「保留ボックス」をつくり、一定期間寝かせておくという方法もあります。半年、1年と期限を決めて、やはり使わなければ手放す…といった自分のルールを決めておくと心がラクになることでしょう。
このように、モノを厳選したうえで
狭い部屋を広々と見せる
「家具選び」や「レイアウト」を取り入れると、よりスムーズに
インテリアが整うはずですよ。
狭い部屋を広々と見せる
「家具選び」や「レイアウト」を取り入れると、よりスムーズに
インテリアが整うはずですよ。
家具選び編
快適なインテリアをつくる
家具選びのポイント
家具選びのポイント
目線よりも低めの家具で
開放感を演出
開放感を演出
背の低い家具で
圧迫感をおさえて
圧迫感をおさえて
視界を遮らない、背の低い「ロータイプ」の家具を置くと、圧迫感を抑えられ部屋が広く見えます。目線よりも低めの家具で揃えれば、天井までの空間がより多くできるため開放感を演出できるのです。
特に部屋を狭く見せてしまいがちな、大型家具選びは慎重に。ソファやベッド、大きめの棚などもロータイプを選ぶと、部屋の印象ががらりと変わります。住む人の身長によっても多少の違いはありますが、高さの目安となるのは「腰よりも低め」であること。
たとえば、棚であれば高さ90cm以下くらい、ソファであれば一般的な座面の高さ40cm程度よりも低めを選びましょう。背もたれもできるだけロータイプを選ぶと、すっきりと置くことができます。
特に部屋を狭く見せてしまいがちな、大型家具選びは慎重に。ソファやベッド、大きめの棚などもロータイプを選ぶと、部屋の印象ががらりと変わります。住む人の身長によっても多少の違いはありますが、高さの目安となるのは「腰よりも低め」であること。
たとえば、棚であれば高さ90cm以下くらい、ソファであれば一般的な座面の高さ40cm程度よりも低めを選びましょう。背もたれもできるだけロータイプを選ぶと、すっきりと置くことができます。
脚付きの家具で
床を広々と見せる
床を広々と見せる
床が多く見えると、部屋が広く感じられます。「脚付き家具」は、たとえ大きめの家具でも、すき間から床面を見せることができるので狭い部屋におすすめです。
また脚付き家具なら、通気性がよいため床面のカビ防止に役立つなどメリットがあります。掃除機のヘッド部分やお掃除ロボットが入る高さを選べば、家具下の掃除がしやすくなりますよ。
また脚付き家具なら、通気性がよいため床面のカビ防止に役立つなどメリットがあります。掃除機のヘッド部分やお掃除ロボットが入る高さを選べば、家具下の掃除がしやすくなりますよ。
通気性がよいため
床面のカビ防止にも
床面のカビ防止にも
リビングの一角の
ワークスペースでも活躍
ワークスペースでも活躍
奥行きの浅い
薄型家具ですっきりと
薄型家具ですっきりと
奥行きの浅い薄型家具は、狭い部屋にも置きやすく、すっきりとしたインテリアが実現します。リビングダイニングのデッドスペース、玄関や廊下などの狭い場所に収納スペースやディスプレイコーナーをつくりたいときにも役立ちます。本棚も奥行きが20cm以下の薄いタイプが多く展開されており、文庫本などの小さな本が出し入れしやすいと人気。収納家具を置きたいけれど、部屋を狭めたくない、という方にぴったりなのではないでしょうか。また、リビングなどの一角に小さなワークスペースをつくりたいときにも薄型家具は活躍します。
最近では、リモートワークの普及により自宅に仕事場をつくる方が増えたことから、奥行が50cm以下のコンパクトデスクのバリエーションも豊富になりました。仕事場としてだけでなく、趣味スペースやスタディスペースとしても便利に使えることでしょう。
最近では、リモートワークの普及により自宅に仕事場をつくる方が増えたことから、奥行が50cm以下のコンパクトデスクのバリエーションも豊富になりました。仕事場としてだけでなく、趣味スペースやスタディスペースとしても便利に使えることでしょう。
白やベージュなど明るい色を
選べば軽やかに
選べば軽やかに
色を多用すると、雑然とした印象を与えるだけでなく、インテリアがまとまらず部屋が狭く見えてしまうこともあります。できるだけ広々と見せることをめざすなら、色数をしぼることをおすすめします。
具体的には、インテリアに使う色は「3色以内」を目安にしてみましょう。部屋の大部分を占めるベースカラーを白やベージュなどの明るい色で統一すると、軽やかで広々とした印象を与えます。特に白は、空間を広く見せる「膨張色」だと言われています。色の持つ特性を上手に活かして、広さの印象を変えましょう。
また、天井などの高い部分をダークな色合いにすると、圧迫感を与え部屋を狭く見せてしまうことがあります。狭い部屋を広く見せるためには、天井も白やベージュなど淡い色を取り入れるとよいでしょう。
具体的には、インテリアに使う色は「3色以内」を目安にしてみましょう。部屋の大部分を占めるベースカラーを白やベージュなどの明るい色で統一すると、軽やかで広々とした印象を与えます。特に白は、空間を広く見せる「膨張色」だと言われています。色の持つ特性を上手に活かして、広さの印象を変えましょう。
また、天井などの高い部分をダークな色合いにすると、圧迫感を与え部屋を狭く見せてしまうことがあります。狭い部屋を広く見せるためには、天井も白やベージュなど淡い色を取り入れるとよいでしょう。
特に白は空間を広く見せる
「膨張色」です
「膨張色」です
コーナー部分にこだわると
部屋がより素敵に
部屋がより素敵に
コーナーやデッドスペースを
有効活用
有効活用
部屋の角は、人の視線が自然に向く場所。そのため、部屋のコーナー部分のインテリアにこだわると部屋がより素敵に見えます。ですが、家具のサイズや間取りによっては使いにくい場所でもありますよね。そこで取り入れたいのが、コーナー専用の家具。部屋の角に置くことを想定し、絶妙な角度で設計された家具を使えば、余分なスペースをつくらず限られた空間を有効活用できます。
また、柱まわりや部屋にできた凹凸などのデッドスペースも、ポイント3でご紹介した薄型家具などで収納やディスプレイコーナーにしてみてはいかがでしょうか。モノを詰め込み過ぎず、余白を持たせてゆったりとモノを並べれば、ひとつひとつのモノが際立ち、インテリアをより素敵に見せることができます。
また、柱まわりや部屋にできた凹凸などのデッドスペースも、ポイント3でご紹介した薄型家具などで収納やディスプレイコーナーにしてみてはいかがでしょうか。モノを詰め込み過ぎず、余白を持たせてゆったりとモノを並べれば、ひとつひとつのモノが際立ち、インテリアをより素敵に見せることができます。
2つ以上の役割を持つ家具なら
省スペースに
省スペースに
狭い部屋の場合は、ひとつの家具に2つ以上の役割を持たせると、部屋を広々と使うことができます。たとえば、リビングセットとダイニングセットの両方を置くと部屋が狭くなりすぎる場合は、「ソファダイニング」を取り入れるのもひとつのアイデアです。
ソファダイニングとは、その名のとおりソファのくつろぎ感と、食事がしやすいダイニングの機能を掛け合わせた家具。一般的なダイニングテーブルよりも少し低めにつくられているテーブルと、それに合わせたソファを組み合わせ、まるでカフェのようなインテリアをつくることができます。
大型家具であるソファセットとダイニングセットがひとつにまとまることで、部屋のスペースに余裕が生まれます。空いたスペースは、ラグを敷いてキッズスペースにしたり、置き畳を敷いて小さな「畳スペース」をつくったりと使い道がひろがりますね。
ソファダイニングとは、その名のとおりソファのくつろぎ感と、食事がしやすいダイニングの機能を掛け合わせた家具。一般的なダイニングテーブルよりも少し低めにつくられているテーブルと、それに合わせたソファを組み合わせ、まるでカフェのようなインテリアをつくることができます。
大型家具であるソファセットとダイニングセットがひとつにまとまることで、部屋のスペースに余裕が生まれます。空いたスペースは、ラグを敷いてキッズスペースにしたり、置き畳を敷いて小さな「畳スペース」をつくったりと使い道がひろがりますね。
まるでカフェのような
インテリアに
インテリアに
レイアウト編
部屋を広く見せる
家具のレイアウトは?
家具のレイアウトは?
大きな窓への動線を
すっきりと
すっきりと
家具を部屋の端に寄せて、
できるだけ床を多く見せる
できるだけ床を多く見せる
部屋を広く見せるために、家具の選び方だけでなく、家具のレイアウトにもこだわりましょう。マンションの間取りとして多い「縦長の間取り」など、部屋が狭まって見えやすい空間でも活用できるテクニックです。レイアウトのポイントになるのは、家具の選び方でもお伝えしたとおり「床を多く見せる」こと。家具は、できるだけ壁側に寄せて中央の床を大きく見せることを心がけてみてください。
また、ベランダなど大きな窓への動線がすっきりとしていることも意識したいポイント。できるだけ家具や観葉植物などで視界をふさがず、入り口からベランダの窓までに抜け感を生み出しましょう。部屋をゾーニングしたい、緩やかに目隠ししたいなど、どうしても間仕切り家具を置きたいときには、背が低く背板のないオープン棚を選ぶと圧迫感を抑えられますよ。
また、ベランダなど大きな窓への動線がすっきりとしていることも意識したいポイント。できるだけ家具や観葉植物などで視界をふさがず、入り口からベランダの窓までに抜け感を生み出しましょう。部屋をゾーニングしたい、緩やかに目隠ししたいなど、どうしても間仕切り家具を置きたいときには、背が低く背板のないオープン棚を選ぶと圧迫感を抑えられますよ。
手前に低い家具、
奥に背の高い家具を置く
奥に背の高い家具を置く
もし今、背の低い家具と背の高い家具が混在している場合は、部屋の入り口から見て手前に背の低い家具、奥に背の高い家具をレイアウトするとすっきりとした印象に仕上がります。たとえば、手前にロータイプの棚やデスクなど、部屋の奥にハイタイプの棚や大きな面積を占めるソファやベッドなどを置くと、家具の数は変わらなくても圧迫感を軽減できます。
家具の数を変えずに
圧迫感を軽減
圧迫感を軽減
壁面収納にモノを集めれば
スペースに余裕が
スペースに余裕が
収納家具はできるだけ
一箇所に集める
一箇所に集める
モノをしまうために、つい増やしてしまいがちなのが収納家具。冒頭でもご紹介したように、モノの適正量を保つためには収納スペースを増やさないことが理想ですが、どうしても置かなければならないこともありますよね。そのような場合には、収納家具を一箇所に集めることを心がけてみてください。モノが点在していない状態をつくれば、部屋がすっきりと見えるだけでなく、「モノの迷子」を防ぐのにも役立ちます。
もし、これから部屋づくりをスタートするのであれば、大容量の壁面収納を造作家具(造り付けの家具)などで備えておくことも、部屋を広く見せるひとつのアイデアです。家具を増やさず、壁面収納にモノを集めれば、スペースに余裕が生まれることでしょう。
もし、これから部屋づくりをスタートするのであれば、大容量の壁面収納を造作家具(造り付けの家具)などで備えておくことも、部屋を広く見せるひとつのアイデアです。家具を増やさず、壁面収納にモノを集めれば、スペースに余裕が生まれることでしょう。
狭い部屋でも諦めず
インテリアを楽しんで
インテリアを楽しんで
部屋の広さの印象は、
インテリアの工夫によって
変えることができます。
今回ご紹介した家具の選び方や
レイアウト術は、
きっと快適な部屋づくりの
ヒントになるはずです。
あなたもぜひ、
狭い部屋だから…と諦めず、
広々とした空間づくりを
楽しんでみてくださいね。
インテリアの工夫によって
変えることができます。
今回ご紹介した家具の選び方や
レイアウト術は、
きっと快適な部屋づくりの
ヒントになるはずです。
あなたもぜひ、
狭い部屋だから…と諦めず、
広々とした空間づくりを
楽しんでみてくださいね。
伊野 奈緒美
1980年生まれ。福岡を拠点とするフリーライター Naomi.Sping代表。「心地よい暮らし」をテーマに、インテリア・住宅関連・ライフスタイルジャンルで記事執筆多数。また、丁寧な取材をもとにした記事や、「想いを伝える」コピーライティングも手掛ける。