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リフォームは急ぐべき?ナフサショックの影響とチェックポイント
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この人に聞きました菊地重信

一級建築士、一級建築施工管理技士他様々な建築系資格を取得。ゼネコンで様々な業務を経験しながら一級建築士試験で苦労した経験を活かし、一級建築士試験を攻略するブログを運営。建設を学ぶ専門サイトの立ち上げ経験もあり。サッカーとお笑いが好き。フットサルとギターを嗜む。著書「学び直しの一級建築士」

「ナフサショック」という言葉を耳にして、「リフォーム費用が高くなるのでは?」「今すぐ工事をしたほうがいいの?」と不安に感じる人もいるでしょう。

ナフサは住宅設備や建材に使われる樹脂製品の原料であり、価格の変動はリフォームにも影響を与える可能性があります。

本記事では、ナフサショックがリフォームへ与える影響や設備・工事ごとの注意点、後悔しないためのチェックポイントを、初めてリフォームを検討する方にも分かりやすく解説します。

ナフサショックとは?ナフサ不足がリフォームに影響する理由

ナフサショックはプラスチックや樹脂製品の原料となるナフサの価格上昇や供給不足のことです。ナフサショックが起こると、住宅設備や建材の製造コストが増え、リフォーム費用や納期に影響する可能性があります。

ナフサとは

ナフサは、原油を精製する過程で作られる石油製品の一つです。最も大きな役割は、プラスチックや合成樹脂、合成ゴムなどを作るための原料になることです。

身近な製品では、食品トレーやペットボトル、洗剤のボトル、ビニール袋などがナフサから作られています。住宅でも多くの場所で利用されており、配管、断熱材、床材、壁紙、防水材、浴槽、トイレの部品などにも使われています。金属でできているように見える住宅設備でも、内部には樹脂製の部品が数多く採用されています。

なぜ住宅設備や建材に影響するの?

住宅設備や建材には、上記のようにナフサを原料とする樹脂製品が数多く使われています。そのため、ナフサ価格の上昇や供給不足は、設備や建材の製造コストや納期へ影響する可能性があります

トイレや洗面台には樹脂製の配管部品やカバーが使われています。システムキッチンには人工大理石や収納部材、浴室には浴槽や断熱材、防水材などがあります。壁紙の多くは塩化ビニル樹脂で作られており、床材や接着剤、シーリング材も石油由来の材料が使用される事例の一つです。住宅は木材や鉄だけでできているわけではなく、多くの石油化学製品によって性能や耐久性が支えられています。

 リフォームで想定される影響(価格、納期など)

ナフサ価格の上昇や供給不足が続いた場合、リフォームでは価格と納期の両方に影響が現れる可能性があります。ただし、影響の大きさは設備や建材の種類、メーカー、生産状況によって異なります。

まず考えられるのは、住宅設備や建材の価格改定です。メーカーは材料費や製造コストの上昇が続くと、製品価格を見直すことがあります。トイレやキッチン、ユニットバス、給湯器などの住宅設備だけでなく、壁紙や床材、防水材などの建材も対象になる場合があります。

納期への影響にも注意が必要です。住宅設備は多くの部品を組み合わせて製造されています。樹脂製の部品が一つでも不足すると、製品全体を完成させることができず、出荷が遅れる場合があります。その結果、工事開始日や完成予定日が変更になることもあります

一方で、すべてのリフォーム工事が大きな影響を受けるわけではありません。メーカーごとに部材の調達先や在庫状況は異なり、同じ種類の設備でも納期や価格に差が生じることがあります。希望する製品が入手しにくい場合でも、代替品を選ぶことで予定どおり工事を進められるケースも少なくありません。

JR神戸駅前のHDC神戸にはリフォームを考えている場合に相談できる窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。最新のメーカー情報やリフォーム会社からの説明を確認し、価格や納期を十分に比較したうえで計画を立てることが、満足できるリフォームにつながります。

 

住宅設備別の影響

2026年現在、日本では中東情勢の影響を受けてナフサの調達環境が不安定になりました。ただし、政府は代替輸入の拡大や備蓄の活用を進めており、住宅設備全体が供給停止となる状況ではありません。

ナフサ価格の変動や原材料費の上昇は、住宅設備によって影響の大きさが異なります。製品に使われる樹脂部品の量や製造方法、部品の調達先が違うためです。まずは、主な住宅設備への影響を見てみましょう。

住宅設備 ナフサの影響を受ける主な部材 影響
トイレ
温水洗浄便座
便座、給水部品、操作パネル、配管接続部品など 原材料費の上昇、一部原料の調達遅れ
給湯器 樹脂製配管、断熱材など 一部機種の納期長期化、製造コスト上昇
エアコン 外装カバー、内部部品、配線保護材など 製造コスト上昇、需要期は工事待ちにも注意
キッチン 収納部材、人工大理石、防水部品など 特殊仕様などで納期が延びる可能性
食洗機 内部部品、給排水部品など ビルトインタイプなどで納期が延びる場合も
浴室乾燥機 カバー、配線部材など 製品・仕様によって納期に差


以下でそれぞれについて詳しく解説します。

トイレ・温水洗浄便座

トイレや温水洗浄便座には、陶器だけではなく多くの樹脂製部品や電子部品が使われています。便座本体や給水部品、操作パネル、配管の接続部品などには石油由来の樹脂が使用されているため、ナフサ価格の変動は製造コストへ影響する可能性があります

また、一部原料の調達に時間がかかるケースがあり、接着剤や塗料などの化学製品では納期の長期化や供給調整が報告されています。

価格についても、原材料費や物流費の上昇を理由としてメーカーが価格改定を行うケースがあります。ただし、すべての製品が同じ割合で値上がりするわけではありません。機能やグレードによって価格改定の内容は異なります

給湯器

給湯器は、リフォームの中でも納期の影響を受けやすい設備の一つです。本体には金属部品だけでなく、樹脂製配管や電子制御部品、断熱材などが数多く使用されています。複数の部品がそろわなければ製造できないため、一部の部材が不足すると出荷が遅れる場合があります。

現在、ナフサ価格の上昇や一部化学原料の供給調整によって、樹脂部品や断熱材の調達コストが高くなっています。一方で、新型コロナウイルス流行時のような全国的な給湯器不足は改善しており、多くの標準機種は通常に近い納期で供給されています。ただし、高効率給湯器や寒冷地仕様、受注生産モデルでは、部材の調達状況によって通常より納期が延びる場合があります。

ナフサ価格の変動は、樹脂部品や断熱材などの製造コストへ影響する可能性があります。ただし、給湯器の価格は金属価格や電子部品の価格、物流費なども関係するため、ナフサ不足だけが値上がりの原因ではありません

エアコン

エアコンには、樹脂製の外装カバーや内部部品、配線を保護する部材などが多く使われています。そのため、ナフサ価格の変動は製造コストへ影響する可能性があります。しかし、価格は銅やアルミニウムなどの金属価格や半導体価格の影響も大きく受けます。

また、エアコンは夏や冬の需要が集中する時期になると、工事予約が取りにくくなることにも注意が必要です。

現在、中東情勢の影響によるナフサ供給不安に加え、夏の需要増加と施工業者不足が重なり、エアコン本体だけでなく設置工事にも遅れが発生しています。製品自体は確保できても、工事日程が混み合い、設置まで1か月程度待つケースも報告されています。

価格面では、原材料費や物流費の上昇を受けてメーカー各社が価格改定を実施しています。ただし、機種やメーカーによって改定幅は異なり、省エネ性能が高い機種ほど電気代の削減効果も期待できます。

キッチン

システムキッチンは、収納、ワークトップ、シンク、水栓、レンジフードなど、多くの部品を組み合わせて作られています。収納内部の部材や人工大理石、防水部品などには樹脂製品が使われているため、ナフサ価格の変動は製造コストへ影響する場合があります

現在は、キッチン本体の供給が止まるような状況ではありません。しかし、一部の樹脂原料や化学製品の供給が不安定になっているため、メーカーによっては人気シリーズや特殊な仕様では、納期が長くなることがあります。

価格についても、原材料価格や物流費の上昇を背景に改定が続いています。ただし、メーカーごとに改定時期や改定率は異なります。複数メーカーを比較すると、希望する機能を維持しながら予算に合う製品を選べる可能性も少なくありません

 食洗機

食洗機は、樹脂製の内部部品や給排水部品、電子制御部品などを組み合わせて製造されています。ビルトインタイプはキッチンと一体化するため、機種によっては受注生産となる場合があります。

現在は食洗機全体の供給停止には至っていませんが、一部メーカーでは樹脂部材や接着剤などの調達に時間がかかるケースがあり、ビルトインタイプでは納期が通常より長くなる場合があります

ナフサ価格の変動は樹脂部品の製造コストへ影響する可能性がありますが、電子部品やステンレス価格、物流費なども販売価格に関係します。そのため、価格改定の内容はメーカーや製品によって異なります。

浴室乾燥機

浴室乾燥機は、換気、暖房、乾燥、涼風など複数の機能を備えた設備です。本体には樹脂製カバーや電子制御部品、配線部材などが使用されているため、ナフサ価格の変動が製造コストへ影響する可能性があります。

ナフサ由来の接着剤や化学材料の不足により、一部メーカーではユニットバスの受注停止や納期調整が行われた時期がありました。その影響で、浴室乾燥機を含む浴室リフォームも通常より時間がかかるケースがあります。現在は供給改善が進んでいますが、製品や仕様によって納期には差があります。

 工事別の影響

ナフサ価格の変動は、リフォーム工事の内容によって影響の受け方が異なります。樹脂製品を多く使う工事では材料費の変化が反映されやすく、設備交換では部品の供給状況によって納期が左右されることもあります。まずは、主な工事への影響を整理してみましょう。

工事 影響を受けやすい材料・設備 主な影響
外壁塗装工事 塗料、シーリング材など 材料価格の上昇、納期調整
水回りの工事 トイレ、ユニットバス、洗面化粧台、防水材など 設備価格の上昇、納期・工期の長期化
内装工事 壁紙、床材、接着剤、シーリング材など 材料価格の上昇
設備工事 配管、給湯器、換気設備、副資材など 材料価格の上昇、設備の納期遅延
サッシの工事 樹脂部材、アルミ、ガラスなど 製品価格の上昇、特注品などの納期長期化


以下でそれぞれについて詳しく解説します。

 外壁塗装工事

外壁塗装では、塗料やシーリング材などに石油由来の原料が使用されています。アクリル樹脂やウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂などを原料とする塗料は広く普及しており、ナフサ価格の変動は製造コストへ影響する可能性があります

現在は、一部の塗料原料であるキシレンなどの石油化学製品について供給量が制限される可能性が示されており、塗料メーカーでは価格改定や納期調整が続いています。ただし、すべての塗料が不足しているわけではなく、多くの製品は供給が維持されています

ただし、外壁塗装の費用は塗料代だけで決まるわけではありません。足場の設置費用や職人の人件費、建物の大きさ、塗装面積など、多くの要素が工事費へ影響します。

水回りの工事(トイレ・浴室等)

水回りのリフォームでは、トイレやユニットバス、洗面化粧台などの住宅設備を交換するため、ナフサ価格や部品供給の影響を受けやすい工事です。設備には樹脂製部品や電子部品、防水材などが数多く使用されているため、材料費や製造コストの変動が価格へ反映されることがあります。

2026年現在は、一部の住宅設備メーカーでユニットバスや浴室関連製品の受注停止や納期調整が行われたほか、接着剤やシーリング材などの化学製品も調達しにくい状況が続いています。政府は代替調達や在庫確保を進めていますが、現場では設備や材料の入荷待ちによる工期変更も発生しています。

ただし、すべての設備が不足しているわけではありません。メーカーや製品シリーズによって納期は大きく異なるため、代替製品を選択することで予定どおり工事を進められる場合もあります

工事費には設備本体だけではなく、配管工事や電気工事、解体工事なども含まれます。そのため、設備価格だけを比較するのではなく、工事全体の見積もり内容を確認することが大切です。

 内装工事(壁紙・床材等)

内装工事では、壁紙や床材、接着剤、シーリング材など、多くの石油化学製品が使われています。特にビニールクロスやクッションフロアは、塩化ビニル樹脂を原料としているため、ナフサ価格の変動が製造コストへ影響する可能性があります

現在は、内装材そのものが大幅に不足している状況ではありません。しかし、原材料価格や輸送費の上昇を受けて、一部メーカーでは価格改定が行われています。

内装材は種類が豊富で、同じような色やデザインでも価格帯が大きく異なります。希望する製品が値上がりしている場合でも、代替品を選ぶことで予算を調整できるケースがあります。

設備工事(配管・給湯器等)

設備工事では、給水管や排水管、給湯器、換気設備などを交換します。配管には樹脂製の材料が使用されることが多く、ナフサ価格の変動は材料費へ影響する可能性があります。

現在は、塗料やシーリング材、接着剤などの石油化学製品で供給調整が続いており、設備工事で使用する副資材にも影響が出ています。工事そのものを実施できない状況ではありませんが、材料の調達に時間がかかることで、工事日程を調整するケースも見られます。

また、給湯器や換気設備などは複数の部品で構成されているため、一部部材の供給が遅れると製品全体の納期にも影響します。そのため、設備交換を予定している場合は、早めに機種を決定し、発注しておくことが重要です

設備工事は完成後に見えなくなる部分も多いため、価格だけで判断するのではなく、施工実績や保証内容も確認して依頼先を選ぶことが大切です。

サッシの交換工事

サッシ交換では、アルミや樹脂、ガラスなど複数の材料が使われています。樹脂サッシや樹脂部材を使用した複合サッシでは、ナフサ価格の変動が製造コストへ影響する可能性があります

現在は、サッシ全体が供給不足となっている状況ではありません。しかし、一部の樹脂部材や化学材料の調達が不安定になっていることから、特注寸法や高性能断熱サッシでは納期が通常より長くなるケースがあります。

また、サッシは現場で採寸した後に製造する受注生産品が多く、製造期間そのものが必要です。リフォーム時期が決まったら、早めに採寸と発注を済ませることで、工事の遅れを防ぎやすくなります

一方で、サッシ価格はアルミ価格やガラス価格、物流費などの影響も受けます。そのため、ナフサ不足だけが価格を決めるわけではありません。メーカーや製品シリーズによって価格改定の内容は異なります。

リフォームは急いだほうがいい?

ナフサ価格の変動や住宅設備の価格改定を知ると、「すぐにリフォームしたほうがよいのでは」と考える人もいるかもしれません。しかし、すべての人が急いで契約する必要はありません。住宅の状態や設備の使用年数、家族の生活環境などを総合的に考えて判断することが大切です。

ここでは、急がなくてもよい場合と、早めの検討がおすすめの場合を紹介します。

急がなくてもいい場合

住宅設備が正常に動いており、建物にも大きな劣化が見られない場合は、慌ててリフォームを進める必要はありません。ニュースで原材料価格の上昇が報じられると、「今すぐ契約しないと大幅に値上がりする」と感じることがあります。しかし、価格改定はメーカーごとに時期や内容が異なり、すべての製品が同じように値上がりするわけではありません。

トイレやキッチンを「古くなったから新しくしたい」という理由で検討している場合は、複数のメーカーや製品を比較する時間を確保したほうが、満足できる設備を選びやすくなります。希望する機能やデザインを十分に検討しないまま契約すると、工事後に「別の製品にすればよかった」と後悔する可能性があります。

また、国や自治体では、省エネ設備や断熱改修を対象とした補助金制度が実施される場合があります。対象となる制度を利用できれば、自己負担額を抑えられる可能性があります。工事時期を少し調整することで補助金を活用できるケースもあるため、制度の内容も確認するとよいでしょう。

価格だけを理由に焦って契約するのではなく、住宅の状態や家族の暮らし方、予算などを総合的に考えながら計画を立てることが、満足度の高いリフォームにつながります。

急いだほうがいい場合

設備の故障や建物の劣化が進んでいる場合は、価格の変動よりも安全性や住みやすさを優先して早めにリフォームを検討することが大切です。工事を先送りすると、修理範囲が広がり、結果として費用が高くなる場合があります。

例えば、給湯器の調子が悪くてお湯の温度が安定しない状態を放置すると、突然故障して生活に大きな支障が出る可能性があります。冬場に故障すると、お湯が使えない期間が長くなることも考えられます。納期がかかる設備では、交換まで数週間以上待つケースもあるため、異常を感じた時点で相談することが安心につながります

屋根や外壁に雨漏りが発生している場合も、早めの対応が必要です。雨水が建物内部へ入り込むと、柱や梁などの構造材が傷む原因となります。内装だけではなく建物全体の修繕が必要になることもあり、工事費が大きく増える可能性があります。トイレや浴室、洗面所で水漏れが発生している場合も同様です。

リフォームは決して安い買い物ではありません。しかし、建物の安全性や快適性を維持するために必要な工事は、適切な時期を逃さず実施することが、長い目で見ると住宅を守ることにつながります

JR神戸駅前のHDC神戸には、リフォームの適正時期を相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。メリット・デメリットを理解したうえで、リフォームを急ぐべきかどうかを検討できます。

また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店しています。住宅設備メーカーの最新仕様の機器を見て、すてきなキッチンや快適な浴室を検討してみるのも、過ごしやすい家が想像できるのでおすすめです。

リフォーム検討時のチェックポイント

ナフサ価格の変動や住宅設備の価格改定が続く状況では、価格だけを見て契約を判断すると後悔する可能性があります。見積書の内容や契約条件、メーカーが公表している情報を確認し、将来の追加費用も含めて検討することが、納得できるリフォームにつながります。

値上げ・追加負担の取り決め

リフォーム工事では、契約後に建材や住宅設備の価格が改定される場合があります。そのため、契約前に「価格が変更された場合は誰が負担するのか」を確認しておくことが重要です。

一般的には、契約書や工事請負契約約款に価格変更に関する取り決めが記載されています。契約後にメーカーが値上げを実施した場合でも、契約内容によっては当初の金額で工事を行うケースがあります。一方で、契約内容によっては価格改定分の一部または全部を追加費用として負担する場合もあります。

また、契約後に設備の仕様変更や工事内容の追加を依頼すると、追加費用が発生することがあります。例えば、キッチンのグレードアップや収納の追加、配管工事の変更などは、見積もり金額とは別に費用が必要になるケースがあります。

契約時には、価格改定があった場合の取り扱いや追加工事の費用負担について確認しておくと安心です。不明な点は契約前に質問し、書面で内容を確認しておくことで、工事開始後のトラブルを防ぎやすくなります。

 見積もりの有効期限

リフォーム会社が作成する見積書には、有効期限が設定されていることが一般的です。これは、住宅設備や建材の価格が変動する可能性があるためです。

見積書を受け取ってから数か月後に契約しようとすると、メーカーの価格改定が行われており、当初の金額では契約できない場合があります。特に、住宅設備や建材の価格改定が予定されている時期は、有効期限を過ぎると再見積もりとなるケースも少なくありません。

また、見積書には設備本体だけでなく、工事費や諸経費も含まれています。人件費や物流費が変動した場合には、工事費が見直される可能性もあります。

見積書を受け取ったら、有効期限だけでなく、対象となる工事内容や設備の型番も確認しましょう。契約を急ぐ必要はありませんが、期限を過ぎると価格や内容が変更される可能性があることを理解したうえで検討することが大切です。

 材料費の内訳

リフォームの見積書では、総額だけを見るのではなく、材料費の内訳も確認することが重要です。工事費の中には、住宅設備本体のほかに建材、配管材料、接着剤、副資材など、さまざまな費用が含まれています。

また、同じ工事内容でも、設備のグレードによって材料費は大きく変わります。価格だけで判断すると、性能や耐久性、保証内容に違いがあることへ気付きにくくなります。

見積書に不明な項目がある場合は、遠慮せずリフォーム会社へ説明を求めましょう。内容を十分に理解したうえで契約することで、完成後の「思っていた設備と違った」という後悔を防ぎやすくなります。

メーカー公式情報も合わせて確認する

住宅設備の納期や価格改定については、インターネット上にさまざまな情報があります。しかし、中には古い情報や個人の体験談がそのまま掲載されている場合もあり、現在の状況とは異なることがあります。

インターネットで情報を集める際は、住宅設備メーカーの公式サイトも確認しておくと安心です。メーカーによっては、価格改定のお知らせや納期に関する案内、受注状況などを公表しています。

また、設備の仕様や保証期間も公式カタログや公式サイトで確認できます。同じシリーズでも発売時期によって仕様が変更されることがあるため、最新情報を確認することが重要です。

リフォームを検討する際は、こうしたメーカーの公式情報も参考にしながら、希望する設備の納期や価格、仕様についてリフォーム会社に相談しましょう。専門的な情報や最新の状況について確認しながら進めることで、納得して設備を選びやすくなります。

リフォームの先送りが現実的か

価格が上昇しているという理由だけでリフォームを先送りすることが、必ずしもよい判断とは限りません。建物や設備の状態によっては、先送りしたことで修理範囲が広がり、結果として費用が高くなる場合があります

一方で、設備が正常に使用できており、建物にも大きな劣化が見られない場合は、補助金制度や価格改定の予定を確認しながら、計画的に工事時期を決めるという選択肢もあります。

重要なのは、「値上がりするから急ぐ」「価格が下がるまで待つ」という考え方だけで判断しないことです。住宅の状態、予算、家族のライフスタイル、設備の耐用年数などを総合的に考え、必要なタイミングでリフォームを行うことが、長く快適に住み続けるためのポイントです。

まとめ

ナフサショックは、住宅設備や建材に使用される樹脂製品の原料価格へ影響を与える可能性があり、リフォーム業界でも価格や納期に影響する要因の一つとなっています。ただし、リフォーム費用はナフサだけで決まるものではなく、原油価格や金属価格、物流費、人件費など、さまざまな要素が重なって決まります。

そのため、「今すぐ契約しなければ大幅に損をする」と考えて慌てる必要はありません。一方で、給湯器の故障や雨漏り、外壁の劣化など、住宅の安全性や生活に影響する不具合がある場合は、価格の変動よりも早めの対応を優先したほうが結果的に費用を抑えられることもあります。

価格だけに左右されるのではなく、住宅の状態や設備の寿命、家族のライフスタイルまで含めて総合的に判断することが、後悔しないリフォームにつながります。信頼できるリフォーム会社と相談しながら、適切なタイミングで住まいの性能や快適性を高めていきましょう。

JR神戸駅前のHDC神戸には、ナフサショックの影響が気になるリフォームについて相談できるリフォーム会社の窓口が複数あり、一度に様々な会社に相談ができて便利です。

また、同じくHDC神戸や、グランフロント大阪のHDC大阪には住宅設備のショールームが多く出店しています。ショールームで実際に最新のキッチンなどを見て、水回りの設備を含めてリフォームを検討してみるのも、暮らしやすい将来の生活が想像できるのでおすすめです。

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HDCジャーナル編集部

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